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2017年11月6日月曜日

ハワイ島一人旅行記 前編 コナ〜サウスポイント〜キラウエア火山


6年前の30歳の誕生日に、

ハワイ島一人旅行のプレゼントをもらった。

初めての一人旅。

この旅中、ずっと日記を書いてて、

それをほぼそのまま写した日記なんやけど、

久々読んだら悪くなかった。

長いけど、

暇つぶしにでも是非読んでみてください。

ほな

いきます。



ハワイ島一人旅行記 前編




2011年


10月25日(火)



朝10時にホノルルについた。






とりあえずハワイ島への乗り継ぎのチケットをもらいに行き、



荷物を預けた。

次のフライトまで4時間近くある。

オワフ島のマップをもらい、

見てみたらワイキキと見た事のある地名があった。

空港から近そう。

マップをくれたおっちゃんに



「ワイキキ行きたい。3時のフライトや」



って言ったらバカじゃねーのって顔で見られ、

「1時間とワイキキいれないよ。」

って言われた。


ゆっくりする
か。








ベンチに寝っ転がって本を読んだ。

まずは銀河鉄道の夜。


いつの間にか寝てしまい、

根が覚めたときは、2時をまわってた。

日本は何時なんやろ。

調べる気にもなれんかった。










4時半頃にハワイ島のコナに到着。

想像を絶する光景やった。

空港の周りが溶岩。


でも空気はタイとかでくるモワッとした感じはなく柔らか~い空気やった。


ペッタンコのバックパックを受け取り、

周りの乗客を見渡した。

みんなそれぞれ迎えとかあるみたいや。


イースター島に着いた時を思い出した。

バスはないんかな。

TAXIしか見当たらんな。


インフォメーションに行き、

「バス停はどこ?」

って聞いたら、

「ハワイ島はバスで旅行なんて向いて無いわよ。

レンタカーがおすすめよ」

って教えてくれた。

「レンタカーはどうやったら借りれる?」

って聞いたら一枚の紙をくれた。

レンタカー会社の名前が10個くらい載ってる。


「その中にある名前のシャトルバス載ってレンタカー屋に行くといいわよ。」


っとだけ教えてくれ、

言われるがままに来たシャトルバスに乗っかった。

3分ほど乗ってたらレンタカーやさんがずらりと並んだとこに着いた。


なるほど、これくらいレンタカーが必要な島なんやな。

乗って来たシャトルバスの会社はロゴがいけてなかったから他を探した。

いっぱいある中から”national"って緑の看板にひかれそこに入った。


「レンタカーしたい」って言ったら、

「予約してないですか?車がもうほとんどなくて。」

と言いながら一緒に外に出て、

「あれしかないわ」

と指差した。

そこには"ホノカアボーイ”に出てたマスタングがあった。



お!と思いきや、その奥の白いジープだった。









ぴったりや。

はじめからジープがええなって思ってた。

レンタカー代に保険や込み込みで$600。

高って思ったけど、日本で予約してこんかったし、しゃーないかとカードで払った。







ジープのエンジンをかけ走り出した。

勝手に独り言がでた


「っしゃ~~~!!」


まず男なら右!!

と思って曲がろうとしたら、

左しか行けないレーンにいた事に気付き左へ。

あーあと思ってたらすぐにナショナルパークの看板が見えたからすかさず入った。



道は溶岩でできたオフロード。


ジープ無敵。














すれ違う車と挨拶を交わしながら20分ぐらいはしったところで、












今回のテーマにでもなりそうな自分撮りしてもっと奥に行ったらビーチにでた。











貸し切りビーチや。





























落ちてた貝殻で"HDK"って書いてまた自分撮り。









































気がついたら太陽が赤くなってた。





























太陽を背に来た道を戻って今度こそ右に曲がって再出発。


でっかいショッピングモールがあったから入ってみた。


あ、腹減ってる。

長らく食べ物を口にしてないことに気付いた。

とりあえずハンバーガーとポテト頼んだら$12。高い。

リッチな旅やな。



その近くのDressってお店に入ってみた。

服屋さんかとおもったら、

ディスカウントストアやった。

小さなスピーカーがあった。

あ、車でipod聴こう。

$8でスピーカーを買って外へ出た。

もう真っ暗。

音楽をipodにかえ、ビーチ沿いをはしった。

どっかで太鼓の音が聞こえる。



車をとめてそっちの方へ行ってみたら、

ファイヤーダンスみたいのをやってた。


あ、ビール飲みたい。

車や。

またビーチ沿いをはしりBarみたいなとこの前で車を止めた。

いや、今日は酒いらん。


寝るとこ探そ。



道に迷った。

なんでこんな広い土地やのに行き止まりばっかやねん。。

やっと大通りに出て南にむかった。



 ”HOTEL”っていう文字が見えた。



安そうな光。


車を止めて受付に行ってみた。


すでに閉まってて誰もおらん。

まだ21時やで。


もう探す気にもなれず、そのまま駐車場でジープの中で寝た。




2011年


10月26日(水)



悪夢で目が覚めた。

大切な人が大切な人とHをしたという報告をうけるどうしようもない夢。

まだam4時。

そうや。

ジープで寝たんやった。



くそ寒かった。

長袖のシャツ、長ズボンをはいたてもう一回寝た。


コケコッコーとチュンチュンで目覚め、

外で体操して7時には車をだした。


コナコーヒー地区みたいなとこへ行ってみた。

時間が早すぎてどこも開いてない。












ちいさなcafeが開いてるのに気付いて入ってみた。















カウンターにいるオシャレなおねぇさんにコーヒーと

BLTクロワッサンをたのんで


cafeの中庭で日記を書いた。







銀河鉄道の夜を読み終えた。


さて今日どないしよかな。












ハワイ島最南端の、


サウスポイントってとこを目標に南下してみよかな。





せや。

この車オープンカーや。



ジープの新たな可能性に気付いたふりして、

さっそくオープンにして出発した。




車を走らせてすぐに

"木村”って表札が目に入って引き返して行ってみた。

おばぁちゃんが笹で編んだ帽子とか小物とかを売ってる。


なんとなく気に入った木で出来た釣り針みたいなネックレスを買った。

レジでおばぁちゃんにお金を払って、

僕のハガキを見せてみたら

「あら、日本人だったの。」


つっこむとこちゃうやろ。

って思いながら髪切りながら旅してたんです。

って言ってみた。


その奥でおばぁちゃんを手伝ってた日本人の女性が近づいて来た。

シゲミさんっていうこの方は、

神奈川県で住んでる人で、

コーヒーの豆の収穫のシーズンになったら

3週間ホームステイでくるみたい。


シゲミさんが

「コーヒー祭りの前に切ってもらえばいいじゃない」

って言ってくれ、













店の外で切らせてもらえる事になった。




「似合わなかったら嫌よ!」




と厳しいおばぁちゃん。











今回の旅、

ハサミ使わず終わるかなぁって思ってたから




まさかこんなに早く使えるチャンスがきてうれしかった。



切り終わって「おばぁちゃん鏡みてチェックして~」








って言ったら














「あなたを信じてるから大丈夫。似合ってるでしょ?」

って言ってくれた。




















コーヒー入れるから飲んでいきなさいっていってくれ、芋とケーキを出してくれた。












作業場で戴いてたら、




















おばぁちゃんが売りもんのTシャツを持って来て









これも持って行きなさい。

って。





嬉しすぎるやん。














「ええホテルない?」

って聞いたら

「上にあるピンクのホテル。あなたがなにも望まないのならいいわよ」

って教えてくれた。















いまいち意味がわからんが、

ハワイ島一周まわった後に泊まるかもと思って挨拶だけいってみた。




「一週間後にここに泊まるかもです。その時は宜しくお願いします」



って言ったんやけど、

あっそ。みたいなかなり薄い反応やった。








気を取り直して南へ。

たまたま水を買いに入った商店がオシャレでスタッフが素敵だったので、

ハガキを渡してみた。

「髪切りたい!

でもフラダンスやってるからちょっと毛先だけ。」

このフレーズ、東京でもよく聞くフレーズやなぁ。











って思いながら店の前で切らせてもらった。

通る車車がストップしては

「いいね~~!」


って声をかけてくれる。

親切な町やなぁ。



あ、最近、親切って言葉が好きになりました。












髪切ったお礼にって、







食べごろのパパイヤと、

タンクトップを持たせてくれた。












あぁ、なんか旅してるみたいやな。










また南へ車を走らせること10分。




オシャレなお店が並んでるとこに来た。






さっと車を停めてその辺りのお店に手当たり次第入った。



水着屋さんみたいなとこで、

シャークのでっかい時計を衝動買いし、




向かいの素敵なお店で人魚の絵が描かれた布、

へんな犬を買った。












その隣のお店で象に羽が生えてるへんな物を買った。













その先のお店でもっとへんな置物とおもちゃを買った。













どれもこれもガラクタみたいやけど、

俺は好き。

















これは海外でも日本でもやけど、

できるだけ個人店でお金を使う。

お金の行き先がわかるから。



その隣にあったアンティークって書いてあるお店に入ってみた。

めっちゃ細長~い店内。










入って20メートルは何も置いてなく、

奥の5メートルにだけ商品ってかガラクタが並べてあった。

店員は入れ墨だらけのでっかいおっちゃん二人。







話もせずに、

出る間際に店内の写真を撮った。






したらイカツイおっちゃんが出て来て「

なんで写真とった」

って言ってきた。

チキンハートな俺はビビってしまったが、

すかさず、

「腕に入ってる入れ墨かっこいい!」

って言ったら急に笑顔になって


「お前日本人か!ならよし!!」









って自慢げに腕を見せてくれた。

”芸術的”って書いてあった。
























背後から大きな声で

「ヘイ!ジャパニーズ!!」

振り返ったらまたまたいかついおっちゃん。

CDを一枚差し出して来て、


これ車で聞け!

ってくれた。






なんなんやこの町。























俺のDMも渡して、よろしく!って車に戻り、

南へ出発。

さっそくもらったCDを入れて再生。


あろ~は~~~♪


な感じな訳は無く、

ハードなロックやった。

嫌いじゃない。






ちょっと走ったらハーレーが一台停まってた。

「かっこええですね!僕も好きなんです!」

って言ったら









「ええやろ。でもぶっ壊れた」って言って


ハンドルを回した。




ん???タイヤがまわってない。

ハンドルの付け根が片方折れて、

タイヤはまったく動かない状態。





カーブでハンドルがきかず、砂利につっこんだらしい。。

おっちゃん大丈夫やったん???

おっちゃんはバイクの傷だけを見せてくれ、

自分の頑丈さを見せてくれた。


ここ砂利でよかったなぁ。

崖じゃなくて。。

おっちゃん運ええな!!










って二人で笑って写真撮って

みんながやる小指と親指を立てる手の意味を教えてくれた。



"take it easy"





なんともハワイらしい。











もらったパパイヤにがっついて


さらに南へ。

素敵なフラメンコのポストに足止めをくらいながらも


























やっと出て来たsouth point!!










右に曲がってジープを走らせる。




道の両端は馬と牛だらけ。









牧場の真ん中を突っ走る。















誰かと来たいな。

いや、一人もええやん。







って30分ほど走ったら先っちょについた。





















テンション上がって自分撮りしまくった。

なかなか上手くなってきたな。

















































そんな最南端でアクセサリーを売ってるおばちゃんがおった。





特にええのはなかったけど、



なんかこのおばちゃんから買いたくて4つネックレスを買った。






値切ってないのに3ドル負けてくれて20ドルにしてくれた。






    "グリーンサンドビーチ→"


って看板を見つけてそっちも行ってみた。

車を停めて歩く事30分。

岩ばっかでビーチの気配がない。

すれ違ったカップルに

ビーチは??

って聞いたら、

あと30分くらいかな。

って言われ、


諦めた。

って言うのは嫌やから、

また誰かと来た時のためにとっておく事にして引き返した。


ここまで来た記念写真は間に合わんかった。

















日が傾いて来た。

今日はベットで寝たいな


とりあえず腹が減った。

入ったレストランは俺一人の貸し切りやった。

雨が降ってきた。

ロコモコを注文した。










貸し切りなのに男4人がウクレレを弾いて歌い始めた。


雨が強くなって来た。





ロコモコはハンバーグじゃなく豚肉のBBQだった。





貸し切りライブは嬉しいけど

4人の男は僕の方をじっと見て演奏し歌って、

ロコモコにもがっつけへんし、

本も読まれへんし。


雨がさらに強くなって来た。


雨の音に少し助けられた。


食事を終えてライブの横を横切ってトイレに行って

帰って来たらライブが終わってて

そらそうやなと思いながら会計してもらった。

店員さんにこの辺に宿があるって聞いたんですけど。

って聞いたら

「何年か前になくなったわ」と。


雨がやんだ。


先に進むか。

日も落ちて街灯もない道は真っ暗。


マップを開いたら、

この先は火山があるボルケーノ。

それ以上今日はは進みたくないな。



ボルケーノに向かって北へ。

右手に大火事みたいな赤いもやもやが見えた。

あれが噴火口か。

夜走ってええ事もあるな。


ボルケーノには30分くらいで着いてた。

ビジターセンターは閉まってた。

”holoholo inn” 

っていう宿があるのを思い出してマップをみて行ってみた。

迷いまくってジャングルの中にみつけた”holoholo inn”

やっと寝れる。

車を停めてピンポンを押した。

中ではヨーロピアンの子供連れのツーリストがはしゃいでる。

アジア人の女性が出て来て

「一人?ごめんいっぱい」

って。。

まじっ??

ドミトリーあるって書いてあったで?

床でもええんやで?

って言ったけどあかんかった。

人を見られたんかな。。。



とぼとぼと車を歩かせ、

仕方なく来た道をまた南へ。


KGMの音楽が心地よくって、

カラオケしとったらテンションが上がって来た。


右手に見えたちっちゃい村に入って、

どっか車停めて寝れるとこ探した。


あ、HOSPITALにしよ!

病院の駐車場に車を停め寝た。

夜中12時頃目が覚めた。

1時間半は寝たか。

と思って周りを見渡したら車がほとんどなくなってた。

大きな警備員みたいな男が懐中電灯でこっちを照らしてる。

看護師っっぽい女性がジープがどうたらって言ってるのが聞こえる。


げっ。

別に悪い事してへんやん。


二人が近づいて来た。

あわててエンジンをかけ、

頭を掻いて時計を見るふりして寝ちゃってた感じを出しながら車を出した。

相変わらずチキンハートやな。


さらに南へ。

またsouth point着いてまうやん。。。

って思ってたとこに

      ”←ブラックサンドビーチ”


って看板が目に入り、

あ、

波の音と、

朝日で目覚めよう。

って思い立って左へ曲がった。


ビーチの駐車場には3台ほど車が停まってて、

その周辺は嫌~な懐かし~匂いがして

あ~海外やなぁとか思いながらちょっとビビって

離れたとこに車を停めて寝た。



2011年

10月27日(木)






朝5時、

3人の女性に起こされた。

実際は波と朝日だけで、

ジープの中に人がいる訳も無く、

夢だって気付いてもっかい寝た。






7時半頃目覚め、

外が晴天なのに気付いて部屋の窓をあけるみたいに

ジープの屋根を全開にした。

昨日の雨はどこいった~~!?

さいこ~~!

とりあえずシャワーや。











タオルと着替えを持って、

海沿いにあるシャワーにいった。







3日ぶりや。







一人やと気になるものが少なくなるな。

気もちえ。

ってか一週間とかシャワーをあびないおっくんはすごいな。


タンクトップとパンツを、

身体と一緒に洗濯した。

旅中を思い出すなぁ。

朝からすがすがしい朝日を見た観光客がじろじろ見て来る。

そらそうか、

親指と小指をたてて地元人に見せかける。


すっきりしてベンチに洗濯物を干して黒いビーチを歩く。

あ。

ウミガメや。






2匹もおる。








触りたかったけど、触ったらあかんって書いてあるし、

気持ち良さそうに寝てるから写真だけとった。

横目で見られた。


洗濯物が乾くまで本を読んだ。







"カモメのジョナサン"









ご飯を食べる為に飛べるんじゃない!






周りの目を気にせず突っ走ったら反感も買うが、
それについて来るやつらもいる。

みんなと一緒にいて、

一緒の事やるのは楽。

せやけど人生一回で自由なんやで!

やりたい事やる!!

って感じの飛ぶことを極めるカモメの話。


一気に読み終えた。

有林堂のブックカバーに

 "本は心の旅路”

って書いてあった。


人との出会いの次に、

本との出会いって大切やと思う。


なんか知らんけど、何気なく手に取った本が、

その時の自分にに響く事が多い。


24歳まで本を読んだ事が無かった俺に

無理矢理

"ライ麦畑で捕まえて”を読め!と渡してくれたのがたつるさん。

それから本を読むのが好きになった。

ほんまありがたい。











洗濯物が乾いた。

っしゃ。

火山いくで。











朝一のこのドライブがめちゃくちゃ気持ちええ。

恐竜のまねしてガウガウ×5叫んで

日本の音楽がなんか違うなって違和感を覚え、

地元のラジオにした。





昨夜、仮眠させてもらった病院がある、

パハラの村によって、

商店でハンバーガーと牛乳を買ってがっついて、

うんこに走って火山に向かった。


キラウエア火山に到着。

ハワイ島のハイライト的な。

煙がモクモク。















写真で見るよりすごいな。

グランドキャニオンを見た時の衝撃に似てる。


やっぱ自然がすきやな。

地球すごいな。











俺もいつか死ぬんかな。

死んだらどうなんねやろな。

天国とかほんまにあるんかな。












っていつの間にか死ぬ事にびびってる事を

考えふけってる自分に気付き、

現実に戻した。















日本語のツアーが多すぎる事に、

一人でありきれてない感じがして少し残念な気持ちになった。


















海沿いの溶岩がどんどん進出して






道をふさいじゃってるとこまで来た。







これこそほんまに道の終わり。










溶岩すごいな。

地球すげーな。







溶岩に寝っ転がって、

全身でパワーを吸収した。

なんか知らんけど、

めっちゃ疲れた。






誰もこない道で一人で写真をとりまくった。



































今日はどこまで進もうか。
















地図を広げ、

Hiroってとこまで行こうかなぁ。

でもHiroは都会やなぁ。

今日は都会の気分じゃないな。


昨日のボルケーノビレッジにリベンジしてみよか。


安そうなロッジに入っていくらか聞いたら

一番安くて99ドルって。

うっ。

宿にそんなに払うなら車で寝る。

とか考えてたら、

「holoholo innは行ったか?あそこなら安いよ」

って教えてくれた。

やっぱあそこか。

昨日の事があってちょっと気が引けたけどもう一回行ってみよう。


またジャングルの中をくぐり抜け、

holoholo innに着いた。

ピンポンするなりまた昨日の女性が出て来た。

俺の顔見るなり

「あら~帰って来てくれたのね!今日は空いてるわよ。」

って笑顔で言ってくれた。

すっかーーーっって気持ちが晴れた。

俺っていう人間を見て断ったんじゃなかったんやぁ。


「昨日は家族連れがいっぱい来てて貸し切りみたいになっちゃったのよ。

ごめんね」

ほんとに申し訳なさそうに言ってくれたので、

逆に、

疑ったこっちがこっちが申し訳なくなった。


ドミが23ドル、シングルが60ドルって言われたので迷わずドミにした。


チェックインして久々に携帯とiphoneを出した。

wi-fiが飛んでてツイッターとかfacebookがつながった。

いままで気にもならなかったのに、

ネットがつながると携帯が気になる。

そんな自分がちょっと嫌になって一回だけつぶやいた。





3日ぶりにベッドで寝れる。

今日は飲み行こう。

3日間一滴も酒を飲んでない。

こんなん何年ぶりやろ。

心なしか身体が軽い。





近くのなんちゃらロックカフェってお店に入って、

一人やしカウンターに座った。

周り見ても一人の人はおらん。


そらそうか。


ローカルビールとハンバーガーを注文した。
















3日ぶりのビールに大満足して2本目を頼んで満喫してたら、

メジャーリーグの試合でサヨナラでゲームセットしたのを見て、

さっきまで隣でいちゃいちゃしてたカップルが喧嘩して

帰って行った。





商店でビールを買って帰ろうかと思ったら、

6本セットでしか買えない。

買おうか悩んだかどうか忘れたけど、

ビール6本とビーフジャーキーをレジに持って行った。

綺麗なおねぇさんがレジしてくれた。

うっかりおつり1ドルをもらい忘れるとこで、

チップでいいよって言えばええのに、すんなり受け取ってしまった自分がダサイと思った。


宿のリビングにビールを持って行って飲み始めた。











やっぱ一人はさみしいな。

俺もやけど、

ビールが寂しそうや。
















オーストラリア人のマークがふらっと入って来て










乾杯に付き合ってくれたが、




一杯も飲まずに寝てしまった。









そこに宿のオーナーのさとしさんが入って来た。

昔バックパッカーだったらしく、

一人で来た僕に興味を持ってくれ、

色んな話をした。

小さい子供が二人は言ってきた。

3歳のふじみちゃんと6歳のさくらちゃん。

てっきりサトシさんはおじいちゃんかと思ったら

お父さんで、

後から入って来た俺を迎えてくれたヘルパーさんかと思ってた若いベトナム人女性が奥さんやった。

33歳差らしい。

























サトシさんが寝て、







奥さんと子供4人で戯れ、








いろんな歌歌ってくれた。
























静まり返った部屋。


ビールの6本目が空になろうとしてた。


本を取り出して読み出した。



"百年の孤独”




時計のはりの音が気になったのはいつぶりやろか。













宿の天井には何故か牛が飛んでいる。
















だんだんと時計の音が大きくなって行く気がした。





後半へつづく。






                                                       2016,5,1

















                                                                               2016,5,1





                                                            2017,4,1



                 2017,4,1

                                                         2017.4.1




                                                               2017,5,4

                                                     2017,5,12
















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